栞の言の葉日記

日々の出来事、感想、思考を記録として文章に…。

世界への入口

私は本を読むのが好きだ。
ジャンル問わず読むということが、その世界に入り込むということが好きだ。
ただ、読む数は多くない。
読書好きな人は1日1冊や2冊はざらではないだろう。
私は2週間に1冊読めたら心の中でにんまりと満足する。
理由は2つ。

1つ目は、ただ単に読む速度がとんでもなく遅い。
スピード自体も遅いほうだと思うが、分からない漢字があればその都度読み方と意味を調べ、1度読んで頭にすんなり入ってこない文章は入ってくるまで繰り返し読む。
それをしているとかなり時間がかかってしまうのだ。
その本に初めて登場する難読漢字にふりがながふってあるととてもありがたいなと思う。

2つ目は、静かな空間でないと読めない。
できることなら通勤帰宅時の電車の中で読書をし時間を有効活用するのが理想なのだが、それが出来ない。
周りの音が騒がしいとそちらに意識がいってしまい本の世界に入り込めず、全く頭に入ってこない。
カフェなどではイヤフォンのノイズキャンセルというなんとも素晴らしい機能で現実と自分を切り離すことができる。
だが、電車ではその機能を使ってもどうしても現実が私を逃してくれない。
電車がもう少し静かに走れる乗り物に進化してくれないかと切実に願う。

そんなこんなで私は本を1冊読み終わることにかなりの時間を要する。
それでも本の世界に身を委ねることはやめられそうにない。